天徳院の精進料理に物申す

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いっちーのつぶやき日記♪
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こんにちは、いっちーです(‘ω’)ノ

 

 

今日はどうしても伝えておきたいことがありブログを書かせていただきます

 

 

先日お暇をいただき、かの有名な高野山に行ってまいりました

 

 

ツアーで行ったのですがその中に天徳院での精進料理がお昼ごはんのプランに含まれていました

 

 

料理人いっちーとしては本物の精進料理が食べられるとワクワクしていました(*^^*)

 

 

そんな天徳院の精進料理についてです

 

 

いっちー
いっちー

ここは真言宗の総本山

高野山です。。

なんとここには人口3000人のうち1000人が僧侶だという!!

 

お坊さんの御飯と言えば精進料理ですよね

 

その中でも由緒ある天徳寺での精進料理とは勉強になります

 

 

精進料理とは

時代や土地により諸説ありますが、殺生をしないという理由で動物性の食材は使わなかったり、ごくんといってにんにく、たまねぎ、にら、ねぎ、らっきょなど煩悩を刺激するということでニオイのあるものや、いくつかの刺激物も禁止とした料理です

 

 

和食は「甘味」「辛み」「塩味」「苦味」「酸味」をベースとするのに対してこれらに「淡味」といういうのが加わります

「淡味」とは聞きなれないですが素材の持つ本来の味のことでこれを聞くだけでも精進料理の料理に対する姿勢の崇高さを感じます

 

なんと、普段から僕らが食べている豆腐や納豆、味噌、醤油なんかも精進料理から誕生したとのことです

 

 

また食材の調理法としてあく抜きや、水煮、練り物や、もどき料理など手間のかかる料理も多く、

精進料理は修行僧の食材への向き合う姿勢とともに食べる側の味や触感といった喜びを学ぶ非常に奥の深い調理法と言えるでしょう

 

 

天徳院の精進料理とは

というわけで、いっちーの食レポです

念願の精進料理が食べられるということで姿勢を正して向かいました

しかもこの高野山天徳院の精進料理ですよ??期待せずにはいられません

 

実はここに来る前に総本山である金剛峯寺にお参りにいきました

ここには弘法大師がいらっしゃるところですね

何万というお墓に圧倒されながら向かった奥の院に着いたときに弘法大師の御飯を片付ける場にちょうど居合わせました

 

ガイドさんによると1日に2回お食事を運ぶそうです

 

ふたりのお坊さんが籠に乗せ厳重に運ぶ姿は理屈抜きに有難みを感じさせられまししたよ

 

この御飯も、もちろん精進料理ということでさらに期待にお腹を弾ませて(笑)の到着です

 

 

入り口には立派な石碑がありました

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立派です(*’ω’*)

 

 

期待度が高まります♪

 

 

さらに敷地には見事な庭園が!!

 

 

冬なので雪、池には氷がはっております

 

 

スケートができそう(^^♪

 

 

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ステキなお庭に思わずお腹が鳴ってしまいました(〃ノωノ)

 

 

そして念願の精進料理とご対面(^O^)/

 

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ん??

 

 

わずかな胸騒ぎがしましたが頂いてみましょう。

 

 

お膳に綺麗に盛られていますしね(^^♪

 

 

ひとくち、またひとくちとお味を見させていただきました。。

 

 

率直に言わせていただきます

 

 

がっかりです、、、

 

 

なんかバチでも当たりそうであまり大きな声では言えませんが

 

 

本当にがっかりです、、、

 

 

違ったらごめんなさい。。

 

 

でもこれ、御飯と汁物の出汁以外既製品でしょ??

 

 

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まずはこちらから

黒豆さん、まぁ甘いですね

正直に言って多分既製品じゃないでしょうか??

もし違うなら塩を少し足して砂糖を少し減らしたほうがいいと思います

照りも弱いので釘入れるとか鉄鍋で炊いたほうが良いと思いますよ

そして、もう少し硬めに触感残したほうがいいですね

30点です

 

 

メインのコロッケさん、味は美味しいんですよ

とても美味しいです

でもこれ既製品ですよね??

ちがったらごめんなさいね

ポテトコロッケの中に四角い人参、グリンピース、コーンが入っているんですけどもう既製品であろうがなかろうがこの食材を使い意味が分かりません

ちなみに

ソースはこれ中濃ソースに真ん中にケッチャップが垂らしてありました

おしゃれなのは良いですが、ケッチャップとソースの中には玉ねぎ入っているの知っていますか??

もはや精進料理ではなかったんですね

 

 

左の漬物は言い逃れのないパックから出したものですね

 

 

お吸い物は昆布の出汁が強いです

ただでさえ精進料理で薄く作っている中での昆布臭さはちょっとひかえたほうがいいです

もう少し丁寧に出汁をとることをおススメします

 

 

御飯は美味しく炊けておりましたm(__)m

 

 

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そして、梅花レンコンとモズク

なんというか、味気ない感じです

もっとお酢でも梅酢でもいいので味を付けたらいいと思います

 

 

お煮しめは、、、

既製品かな??

これはどちらかわかりませんが、まぁ甘さがめだったかな??

一般的な既製品っぽい味でした

個人的にはこういう高野豆腐は好きですww

 

 

デザートはこちらも味気ない寒天と、缶詰のさくらんぼです

 

 

途中とばしましたが最後にこちら

 

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ゴマ豆腐です

こちらも高野山の名物ですね

まぁ既製品だとは思いますが一応書かせていただきますね

ごま豆腐ってでるんですよ

 

あれが!!!

 

愛情ですよ

ゴマ豆腐はゴマを摺るところから始まり、火で練るんです

その時の細やかな火の調節や、練り具合で味や触感が決まるんです

食材と会話しながら心地のいい場所を探す料理です

それがゴマ豆腐

 

今回出していただいたゴマ豆腐はゴマの風味もなく、本葛使ってるよね??と聞きたくなるほど触感はありませんでした

 

 

今回かなり期待していたこともあり正直残念でたまりません

 

 

最後にこちらの写真を見てください

 

 

これはネットで拾ったものですが僕の時よりグレードが上のお料理みたいですね

いっちーはツアー参加なのでお値段はわかりませんがグレードが3段階ほどあるみたいです

ただ、まぁほぼほぼ同じ料理を変えずに出しいるんだなぁということはうかがえます

今回のブログの目的

今回楽しみしていた精進料理は残念な気持ちで終わてしまいましたが、そもそもなんでこのようなブログを書いているのかを少し話させてください

料理は愛情なんですよ

もちろん当たり前で料理に限ったことではありませんが料理は愛情が出やすいんです

精進料理という普段食べないお料理と連想させ、さらにここは総本山の天徳院ですよ??

これじゃあ只のコロッケ定食に総菜がついただけじゃないですか??

別に豪勢にしろと言っている意味ではないですよ

質素でいいんですよ精進料理なんだから

ただ、食べていて

まったく愛を感じなかったんですよ

愛とは何か!?

有難みです

食材本来の持っている「淡味」を生かした料理

優しさや、素朴な中での手間暇や、伝えたいメッセージのギフト

それこそ季節感も感じられない食材で手を抜いて作るなんて言語道断です

ぜひ、天徳院の方にこのブログを見ていただきたい

 

帰りのバスでまさか弘法大師にだしてる精進料理もあんな感じの出来合いの毎日同じやつじゃないよね??と冗談交じりに話していましたがそういうことです

ここにご飯を食べに来る人は本物を味わいに来ています

どうか有難みのあるお料理を出していただけることを切に祈ります

 

 

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